2014年5月6日火曜日

私は怪物だと思っていた


私は自分のことを怪物だと思っていました(;_;)
過食嘔吐の怪物だと思っていたのです。


だって部屋の中では遮光カーテンが開けられない。
顔も洗えない。
お風呂にも入れない。
来る日も来る日も、食べて吐くだけしかできない。
悲しい、辛いという感情を感じる余裕もない。
私は人間じゃない。
心がある人間じゃない。


人間らしい生活ができない私は、生きる価値がないって思いこんでいました。
でもどこかで、人間を諦められなくて、今日を生きていたように思います🌿


私はいつも、一人暮らしだった部屋のカーテンの隙間から差し込む明かりに怯えていました(;_;)
その隙間を埋めるように両面テープで何度もカーテンを貼り付けていました。
ここから一歩、外に出たら恐怖の世界だと思っていたのです。
こんな私は、捕まってしまうのではないか!?と怯えていました(/_;)


それでも一つだけ。
毎日に行けた場所がありました🏠


私の絶対的な味方になってくれる先生の所へ。
話を聞いてもらうために毎日先生の所へ。
先生がいる教会にお参りだけはできたのです。


でも外に出るのはこわくて、マスクをして、真っ黒な服を着て、フードをかぶって、必死で自転車をこいで教会に駆け込んでいました。


私はそのとき先生に「自分は人間だと思えない」って事を訴え続けました。
先生に叱られるのではないかと、とてもこわかったのですが、自分の苦しみ、辛さを分かってほしくて訴え続けました。


私はただ「本当の自分」「怪物の自分」でも受け入れて受け入れてもらえるのか、知りたかったのです。


「先生、私は人間に見えると思いますが、本当は怪物なんです!!」
「自分を人間だと思えません。神様も先生も私を愛しいしかわいいといいますが、それは表面だけであって、本当の私は過食嘔吐の怪物なんです!!」


きっと「そんなことないですよ」と叱られると思っていました。
でも叱られるどころか、意外な言葉が返ってきたのです。


先生は、にっこり笑顔でこうおっしゃいました。

「そっかあ。怪物なんやなあ(^^)」

そしてこう言いました。


「過食嘔吐の怪物でもな、先生にとってはかわいい我が子なんよ」
「それに先生なあ、昔から怪物好きやねんなあ」


その言葉は意外で・・・
私は驚くと同時に、反発していました。


「先生は嘘ばっかり!」
「何も私の事、私の苦しみ、何も知らないくせに!!」


しかし、そんな私の目からは涙が溢れていたのです💧



目頭が熱い。涙が温かい。


温かいってどういう感覚なのかわからない怪物だった自分。でも氷のように凍りついた心に熱湯が少し流れ落ちたかのように、怪物が泣いていたのです(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)


「どんな自分でも、神様と先生は愛してくれる」


愛情を信じる心が、少しだけ芽生えてきた、大きな出来事でした(`;ω;´)✨


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